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給与はどこから生まれるのか?社員のモチベーションと経営数字をつなげる方法

多くの企業では、「社員のモチベーションを上げるために給与を上げよう」と考えます。しかし、給与を上げても 「どこからそのお金が出ているのか?」 を社員が理解していなければ、「もっと欲しい」「まだ足りない」と感じ、モチベーションの向上にはつながりません。
一方で、動機づけ要因を強化し、社員が会社に貢献する意識を持つと、「自分の頑張りが会社の利益につながり、その結果として給与が支払われている」ことを理解するようになります。
「自分の給与は、会社のどの部分から生まれているのか?」
この視点を持つことで、社員は当事者意識を持ち、経営に対する理解が深まります。
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1. 動機づけ要因がモチベーションを高める
ハーズバーグの二要因理論では、以下のように説明されています。
✅ 衛生要因(給与・労働条件・福利厚生)
• これらが整っていないと不満が出るが、充実させてもモチベーションは上がらない。
✅ 動機づけ要因(やりがい・成長機会・責任・承認)
• これがあると仕事に前向きになり、会社に貢献しようという気持ちが生まれる。

つまり、モチベーションが上がると、社員は「会社に貢献したい」と思うようになります。
しかし、ここで 「自分の給与がどこから生まれているのか?」 を理解していないと、経営と自分の仕事のつながりが見えず、当事者意識が育たないのです。

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2. 「自分の給与はどこから出ているのか?」を理解させる
社員の当事者意識を高めるためには、経営数字の理解が不可欠 です。
具体的には、次のようなステップで伝えることが重要です。
① 売上と利益の関係を説明する
• 売上が上がっても、利益が出なければ給与は上がらない。
• 例:「1,000万円の売上があっても、経費が950万円かかれば利益は50万円しか残らない」
② 経費の内訳を示す
• 家賃・光熱費・材料費・広告費など、売上がどこに使われているのかを示す。
• 「売上=社員の給与」ではなく、そこから会社運営のための経費が引かれることを理解してもらう。
③ 労働分配率を示す
• 「会社の利益の何%が人件費に使われているのか?」 を可視化する。
• 例:「売上の30%が人件費なら、会社の利益が増えれば給与も増やせる」
④ 自分の仕事が利益にどう影響するかを考えさせる
• 「あなたの仕事が会社の利益にどう貢献しているのか?」 を考えてもらう。
• 例:「営業なら売上を増やす、事務ならコスト削減に貢献する方法を考える」

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3. 「数字」と「貢献」をつなげることで、当事者意識を高める
会社の利益構造を知ることで、社員は 「自分の給与は会社の利益から生まれている」 ということを理解できます。
この理解が深まると、以下のような行動変化が起こります。
✅ 「売上を増やすために、自分ができることを考える」
✅ 「無駄なコストを減らす意識が生まれる」
✅ 「会社の成長が自分の給与に直結することを実感する」

これが、当事者意識を持つ社員を育てるためのポイント です。

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4. まとめ
✅ モチベーションを上げるだけでは不十分。社員は「自分の給与がどこから生まれるのか?」を知る必要がある。
✅ 経営数字を可視化し、「自分の仕事が会社の利益にどう貢献しているか?」を理解させることが重要。
✅ 「売上と利益の関係」「経費の内訳」「労働分配率」を伝えることで、当事者意識が育つ。
✅ 会社の成長が社員の給与に直結することを実感すると、主体的に行動する社員が増える。